カウンタックは、1974年から1990年にかけて生産されていたランボルギーニ社のスーパーカーです。1970年代に巻き起こったスーパーカーブームで特に人気を集めた車の1つで、現在でもスーパーカーの代名詞としてカウンタックの名前はよく挙げられます。 カウンタックが人気を集めた理由の1つが特徴的な外見であり、他のスーパーカーと比べても一段と低い車体は注目を集めました。そして、カウンタックの外見で特に有名なのがシザードアで、一般的な車のドアが横に開くのに対してシザードアは真上に開きます。シザードアはランボドアとも呼ばれることもあるように、ランボルギーニのスーパーカーではおなじみの存在ですが、当時としては極めて斬新だったシザードアはカウンタックのシンボルとして有名です。 現在でこそ時速300kmのスペックを有するスーパーカーは珍しくはありませんが、カウンタックは初めて最高時速300kmに到達したと言われています。ただし、ドイツの自動車雑誌によるテストでは時速300kmには届いておらず、最高時速300kmはあくまで公称値です。しかし、時速300kmに限りなく近いところに届いたのは間違いなく、当時としては極めて規格外のスペックを誇っていました。